日本自動車殿堂は、豊かな自動車社会の構築とその発展に貢献された方々、そして現在第一線で活躍されている方々を対象にして、それぞれの優れた業績を讃え顕彰し、永く伝承してまいります。
日本自動車殿堂 JAHFA

ニュースリリースNews release

2023.12.26

2023日本自動車殿堂(JAHFA)式典風景をご覧ください。

11月14日に開催された2023日本自動車殿堂(JAHFA)表彰式典の模様のスチール写真をアップしました。
式典映像とともにご覧ください。

https://www.jahfa.jp/2023/12/26/2023年表彰式典/


2023.11.09

2023年11月14日(火)13時30分より2023日本自動車殿堂表彰式を開催致します。

2023日本自動車殿堂表彰式を2023年(令和5年)11月14日(火曜日)13時30分から学士会館(東京都千代田区神田錦町3-28)にて開催いたします。
表彰式典は、当日13時30分より自動車殿堂のYoutubeチャンネルにて同時配信をいたします。
以下のURLよりご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

https://youtube.com/live/qsU0MJ6sVIg


2023.11.07

JAHFA 日本自動車殿堂 2023 殿堂者(殿堂入り)/2023 歴史遺産車/2023~2024 殿堂イヤー賞を発表致します。

1.2023 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り)  4名

豊田章一郎 氏  トヨタを世界有数の自動車メーカーに育て上げた功労者

豊田章一郎(とよだ・しょういちろう)氏は、トヨタ自動車を世界的な企業に育てあげ、日本を世界の冠たる自動車大国に導き幾多の経営課題を克服。モノづくりは人づくりの信念のもと人材育成にも注力されました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

小口泰平 氏  人―自動車系の安全研究の道を拓く

小口泰平(おぐち・やすへい)氏は、人と車の運転制御メカニズムの解明に尽力し、世界で高く評価された横運動走行試験台の開発、四輪操舵理論の確立と実用化への貢献とともに、安全運転教育理論の構築とその講演活動、そして多くの後進や技術者を育成されました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

佐野彰一 氏  世界初の四輪操舵技術を実用化

佐野彰一(さの・しょういち)氏は、航空機構造をもとに独創的F1車両を設計してホンダの初優勝に貢献するとともに、歩行者の安全性向上の実験安全車 ASVの開発、世界で初めての四輪操舵システムの実用化など、自動車技術の発展に貢献されました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

相川哲郎 氏  リチウムイオン電池搭載の量産EV開発の先駆者

相川哲郎(あいかわ・てつろう)氏は、自動車技術者として進取の精神をもって電気自動車の開発に挑戦、幾多の困難を克服してリチウムイオン電池を搭載した世界初の量産車を世に送り出し、その後の世界的なEV化の端緒を開かれました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

2.2023 日本自動車殿堂 歴史遺産車   4車

オートモ号 (1925年)

オートモ号は、大正末期に日本初の量産自動車として約300台が市販されるとともに、初めて輸出された。また国産車開発を目指す多くの技術者を輩出した日本の自動車産業の端緒となった歴史的名車である。

ダットサン ブルーバード(510 型)/ DATSUN 510(1967年)

ダットサン ブルーバード(510 型)/DATSUN 510 は、多くの新技術を積極的に導入した小型乗用車として国内はもとより米国でも高く評価され、国際ラリー等で活躍し、日本車の知名度向上に貢献した歴史的名車である。

三菱 パジェロ(1982年)

三菱 パジェロは、高い悪路走破性に加え乗用車感覚で乗れる多目的車として開発され、四輪駆動車の新たな市場を開拓するとともに、パリ・ダカールラリー等、国際的な自動車競技で活躍した歴史的名車である。

マツダ787B(1991年)

マツダ787B は、最高峰の耐久レースであるルマン24 時間レースにおいて純国産車及びロータリーエンジン車として初の総合優勝を果たすとともに、“飽くなき挑戦”を続け、日本の技術を世界に知らしめた歴史的名車である。

3.2023〜2024日本自動車殿堂 イヤー賞

2023〜2024日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)
「トヨタ プリウス」および開発グループ

モノフォルムを先進的に追求したスタイル設計
あらゆる人々に受け入れられる乗りやすさと運動性能
さらに進化させた燃費性能向上のPHEV・HEV技術

2023〜2024日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー(輸入乗用車)
「フォルクスワーゲン ID.4」およびインポーター

後輪駆動方式のBEV によるダイナミックな走行性能
優れた空力特性を実現させた流麗なSUV デザイン
BEV専用プラットフォームによるパッケージング

2023〜2024日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー(国産乗用車)
「トヨタ プリウス 」およびデザイングループ

存在感のあるモノフォルムシルエットのコンセプト
空力フォルムと室内空間の確保の絶妙なバランス
ランプ類など機能部品の斬新なデザイン表現

2023〜2024日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー(国産乗用車)
「SUBARU 広角単眼カメラ付き新世代アイサイト」および開発グループ

カメラ視野角拡大による交差点での事故防止技術の向上
ステレオカメラによる進化させたハイレベルな安全技術
危険回避技術の向上と普及への持続的貢献

プレスリリース1 ・プレスリリース2【報道関係者向け】写真素材


2023.10.10

2023年度の日本自動車殿堂表彰式典は11月14日に開催します。

特定非営利活動法人(NPO)日本自動車殿堂(JAHFA)は2023年度の表彰式典を11月14日午後1時半から東京・千代田区の学士会館で開催します。
自動車産業・文化・学術等に貢献した方々を顕彰する殿堂者、歴史に遺すべき名車を顕彰する歴史遺産車、そして日本自動車殿堂イヤー賞4賞(日本自動車殿堂カーオブザイヤー、同インポートカーオブザイヤー、同カーデザインオブザイヤー、同カーテクノロジーオブザイヤー)の表彰を行ないます。
イヤー賞については今年度から選考要領を改定し、日本自動車殿堂カーオブザイヤーならびに同カーデザインオブザイヤー、同カーテクノロジーオブザイヤーについては国産乗用車から選定、輸入乗用車についてはデザイン、技術も含め総合的に評価し、日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤーで表彰することになりました。また、今回の改定に合わせて選考委員諸氏の投票・配点方法の見直しも実施しました。
なお、当日の式典の模様はYouTubeにてライブ配信します。
今年度の各賞受賞者・車は11月7日(火)正午にプレス発表します。


2023.05.16

山羽虎夫の胸像が移転、除幕式が執り行なわれました

昨年(2022年)、日本自動車殿堂の殿堂者入りとなった日本初の国産蒸気自動車を製作した山羽虎夫の胸像の移転除幕式が5月2日に行なわれました。山羽虎夫は1874(明治7)年岡山県生まれ。当時の最先端であった電気技術を学び、地元で電機工場を設立。1903年に大阪博覧会で外国製の自動車を初めて見て、岡山で乗合自動車事業を始めたいという地元の資産家の森房造と楠健太郎の依頼により、約半年月の期間を費やして国産初の蒸気自動車を完成させました。
そして、119年前の1904(明治37)年5月7日、初の国産蒸気自動車の試運転が、現在の岡山市の表町から京橋を渡り、新岡山港の近くまで約10キロの行程で行なわれました。その功績をたたえ、1954(昭和29)年には、岡山城の烏城公園のお堀端に胸像と記念碑が建立されました。
今回、地元の岡山市表町商店街・地元町内会・地元企業の名士の方々で結成した顕彰プロジェクトの方々が、この山羽の功績をより多くの方に知ってもらい、地域を盛り上げようと、試運転で渡った山羽とゆかりのある京橋の近くへの胸像の移転を提案され、実現したものです。
式典当日は、日本自動車殿堂の表彰状とトロフィーも飾られ、岡山市の大森雅夫市長をはじめ、山羽虎夫の曾孫の方々も来られ、盛大に除幕式が執り行なわれました。山羽虎夫の胸像の隣には、同じく日本で初めて空を飛んだと言われる鳥人幸吉(浮田幸吉)の記念碑もあり、陸と空で日本初を成し遂げた二人の岡山県人の碑が並ぶことになりました。
胸像が移転した京橋の森崎稲荷の周辺は、毎月、京橋朝市が開催され賑わう場所で、山羽虎夫の工場跡地が残る岡山表町商店街にも近くなりました。また、地元の自動車愛好家により山羽虎夫の試運転ルートを走る「パイオニアラン」が試運転から90年目にあたる1995年から5年ごとに開催されています。

式典会場に並べられた日本自動車殿堂の表彰状とトロフィー。



岡山商科大付属高校の生徒たちが2年がかりで制作した2/3のサイズの山羽式国産蒸気自動車のレプリカモデルも展示された。


式典の出席者の方々。


山羽虎夫の曾孫・山羽真二氏の挨拶。



序幕の瞬間。


山羽虎夫像を前に除幕式出席者の記念撮影。表彰状とトロフィーを持たれているのが山羽虎夫の曾孫(山羽真二氏、齊藤真氏)、その(向かって)左が大森雅夫岡山市長。



京橋に移った山羽虎夫像。


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日本自動車殿堂 総覧 第一巻Oficial Book

オフィシャルブック

特定非営利活動法人 日本自動車殿堂の創立15周年を機にこれまでの活動を第一期と位置づけ、その活動を網羅した永久保存版として刊行。殿堂者(殿堂入り)70名の業績、歴史車12台の紹介をはじめ、第一期の活動を紹介しています。全900頁、束80mm、糸綴・合皮装丁金文字高質仕上げ。定価28,000円(税別)。

さらに、式典開催に合わせ『機関誌JAHFA(年次報告書)』を発行しています。

『日本自動車殿堂 総覧 第一巻』/『機関誌JAHFA』のお申し込みは、
■日本自動車殿堂事務局(info@jahfa.jp)までお問い合わせください。

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