ニュースリリースNews release
2024.10.01
2024~2025日本自動車殿堂イヤー賞の選考について
日本自動車殿堂イヤー賞選考委員会では、2024年も11月13日の表彰式典に向けてイヤー賞各賞の選考準備を進めています。選考対象は2023年10月16日から2024年10月15日の間に発売された新型車です。日本自動車殿堂カーオブザイヤーおよび同カーデザインオブザイヤー、同カーテクノロジーオブザイヤーは国産乗用車を対象に、日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤーは輸入乗用車を対象に選定します。
選考委員は各賞合計延べ55名。大学の教授および名誉教授などで構成されており、各選考委員の持つ専門的な視点からそれぞれ選考し、投票されて選ばれるのが日本自動車殿堂イヤー賞の特色です。
2024~2025日本自動車殿堂イヤー賞各賞は11月6日にプレス発表されます。どうぞご期待ください。
令和6年10月1日
日本自動車殿堂イヤー賞選考委員会 委員長 廣瀬敏也
2024.09.01
日本自動車殿堂「歴史遺産車」プレート掲出活動について
日本自動車殿堂では、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を「歴史遺産車」として選定いたしておりますが、多くの皆さまに、選定された名車たちについて知っていただけるように当会のオフィシャルサイトにて歴代の歴史遺産車を紹介しています。
さらに、歴史遺産車として選定され、トヨタ博物館(愛知県長久手市)が所蔵しているクルマには、日本自動車殿堂が作成してご提供した「歴史遺産車」のプレートが添えられており、実車をご覧いただくことができます。写真のトヨタスポーツ800の他にも数多く展示されており、車両の細部も見ることができます。このように「歴史遺産車」のプレートを掲出していただく活動は、トヨタ博物館の他に日本自動車博物館(石川県小松市)などの施設でもご協力をいただき展開しております。
これまでに選定された歴史遺産車についてご興味をもたれましたら、日本自動車殿堂のオフィシャルサイトをぜひ、ご覧ください。
https://www.jahfa.jp/category/history-car/
令和6年9月1日
日本自動車殿堂 研究・選考会議 副議長 木村 徹
トヨタ スポーツ800。このように歴史遺産車に選定された展示車両には、当会が作成した「歴史遺産車」プレートが添えられています。
「歴史遺産車」プレートの全体像。選定理由などが記されています。
2024.08.01
米国自動車殿堂とのお付き合い
米国自動車殿堂は、日本自動車殿堂のいわば先輩団体で頼もしい存在である。当会も発足から、交流を続けてきた。おそらくは、米国自動車殿堂自体も、その先輩の米国野球殿堂を参考にしたのだろう。これらの団体に共通するのは、主にプレイヤー等として活躍した個人を殿堂が顕彰することで、球団や会社を表彰するのではない、という基本姿勢である。
日本自動車殿堂の場合、企業家、技術者、市場開拓者、ドライバー、交通関係者、ジャーナリスト、学者など、様々なジャンルの方々を顕彰させていただいている。この選択の視野の広さと多様性こそが、「殿堂らしさ」である。
私は元米国移民の血筋なので、アメリカとは縁が深い。2023年9月にもデトロイトに行き、フォード博物館に近い米国自動車殿堂の本部を表敬訪問、米国自動車殿堂プレジデントのサラ・クックさんや、当会の顧問でもあり、日米の橋渡しで活躍する米国在住自動車コンサルタント、早稲田大学モビリティ研究会実行委員(米国支部)の大澤三保さんともお会いした。
米国自動車殿堂は、小さな美術館のような洒落た建物を持っていて、実にうらやましい。展示も見ていて飽きぬ工夫がある。一昨年は大野耐一さん、昨年は藤澤武夫さんと、日本人の米国自動車殿堂入りも続き、日本自動車殿堂も協力体制が整っており、対応している。
日本自動車殿堂も先駆の米国自動車殿堂に学ぶことがたくさんある。今後も情報交換をして、活動に生かしていきたい。
令和6年8月1日
日本自動車殿堂 会長 藤本隆宏
2023年米国自動車殿堂本部を表敬訪問、プレジデントのサラ・クック氏(右側の女性)とともに。後ろの車両はホンダS800レーシング。
2024.07.01
日本自動車殿堂のオフィシャルサイトの英文化について
日本自動車殿堂では発足以来、オフィシャルサイトにおける殿堂者及び歴史遺産車などに関しては、日本語サイトによる発信が主であり、英文の部分的な補足を行なってまいりました。
このたび、トヨタ博物館のご尽力により、日本自動車殿堂の活動を伝える紹介コーナーが2024年3月末から開設され、また、今年2024年10月末には、世界自動車博物館会議※がアジア地域で初めて日本のトヨタ博物館で開催される運びとなり、当会の活動が、海外の関係者及び自動車ファンの方々などに広く喧伝される機会を得ました。
これを機に、さらに多くの方々に日本自動車殿堂の活動内容を知っていただけるように、私が監修者となって関連資料の全面的な英文化を進め、独立した英文によるオフィシャルサイトを製作することといたしました。この英文に翻訳されたオフィシャルサイトは、4月1日から閲覧可能になっています。
日本自動車殿堂関連資料の英文化は、その緒に就いたばかりであり不完全な部分が残されている可能性もありますが、これからも適時改定や見直しを行ない、適正なものへと整備する所存です。
令和6年7月1日
日本自動車殿堂 研究・選考会議議長 片山光夫
※1989年から始まった自動車を収集・展示する欧米の博物館のディレクターやキュレーターが集う国際会議
2024.06.12
【展示視察】トヨタ博物館「日本自動車殿堂コーナー」の様子をお伝えします。
ニュースリリース欄でも既報の通り、トヨタ博物館(愛知県長久手市)に「日本自動車殿堂コーナー」が2024年3月30日、オープンしました。このたび、この展示を見学する機会を得ましたので、その展示の様子をお伝えいたします。
トヨタ博物館は、トヨタ自動車創立50周年記念事業のひとつとして1989年4月に設立されました。トヨタ車のみの展示を目的とせず、「世界の自動車とクルマ文化の歴史を紹介する博物館」として、常設展示のほか企画展示などの活動を続けている、日本有数の自動車博物館といえます。
この展示の実現に際しては、トヨタ博物館より、トヨタ自動車関係の「殿堂者」と「歴史遺産車」について、当会の概要とともに紹介する常設展示を設置したいとの打診を2023年の暮れにいただいたのがきっかけとなりました。当会としても大変光栄なことであり、会長、議長等の了承を得て、必要な資料や写真などの協力を申し出ました。そして当会で歴史遺産車を紹介する動画を製作するなどの連携作業を経て、公開となったのです。
展示では、トヨタ自動車関係の殿堂者について、その功績を写真とともに紹介するパネルや授与されたトロフィー(一部)が陳列され、来館者が足をとめて見学する様子も見られました。
「日本自動車殿堂コーナー」展示全景
トヨタ博物館と日本自動車殿堂の関わりを紹介したプレートを掲出していただきました
日本自動車殿堂の概要紹介の下には、40台近いさまざまな歴史遺産車を紹介する動画が放映されています
殿堂者、豊田章一郎氏(上)、中村健也氏(下)の紹介展示
殿堂者、豊田英二氏(上)、大野耐一氏(下左)、長谷川龍雄氏(下右)の紹介展示
殿堂者、豊田喜一郎氏(上)と神谷正太郎氏(下左)隈部一雄氏(下右)の紹介展示
今回の展示視察では、早朝に東京都心をクルマで出発し午前中にトヨタ博物館に到着、数時間滞在ののちクルマで帰京する日帰りの行程でしたが、高速道路網の整備による走行速度の上昇(制限速度120km/h)に加え、トヨタ博物館のすぐ近くにインターチェンジ(長久手IC)ができたことで、開館当初に比べて飛躍的にアクセスが向上していることも体感できました。渋滞などがなければ片道4時間程度で到着することができます。
また、鉄道利用の場合でも、東京駅から新幹線で名古屋駅まで約1時間30分、名古屋駅は地下鉄等を利用して約35分で最寄りの駅(芸大通駅)に到着し、5分程度の徒歩で現地(トヨタ博物館)に到ります。
これまで、当会の活動を紹介する常設展示はありませんでしたので、日本自動車殿堂の活動をより広くの方々に知っていただくことは、当会にとっても活動の目的のひとつでもあり、大切なことと認識しております。
この機会にぜひトヨタ博物館にお運びいただき、見学をお勧めいたします。
■トヨタ博物館ウェブサイト
https://toyota-automobile-museum.jp/
■トヨタ博物館へのアクセス(トヨタ博物館ウェブサイト内)
https://toyota-automobile-museum.jp/visit/access/
(まとめ:日本自動車殿堂事務局)
日本自動車殿堂 総覧 第一巻Oficial Book
特定非営利活動法人 日本自動車殿堂の創立15周年を機にこれまでの活動を第一期と位置づけ、その活動を網羅した永久保存版として刊行。殿堂者(殿堂入り)70名の業績、歴史車12台の紹介をはじめ、第一期の活動を紹介しています。全900頁、束80mm、糸綴・合皮装丁金文字高質仕上げ。定価28,000円(税別)。
さらに、式典開催に合わせ『機関誌JAHFA(年次報告書)』を発行しています。
『日本自動車殿堂 総覧 第一巻』/『機関誌JAHFA』のお申し込みは、
■日本自動車殿堂事務局(info@jahfa.jp)までお問い合わせください。