JAHFA 日本自動車殿堂 2025殿堂者(殿堂入り)/2025 歴史遺産車/2025~2026 イヤー賞を発表致します。※2020年は新型コロナ感染拡大により表彰式典が中止となったため、本年2025年に2020殿堂者(殿堂入り)を表彰させていただくことといたしました
1.2025 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り) 1名

鈴木 脩己(すずき おさみ)氏 自動車文化を読者とともに共創
(株式会社三栄書房 元代表取締役社長、株式会社三栄 取締役 相談役、1940年〜)
鈴木脩己氏は、自動車雑誌出版に長きにわたって携わり、詳細なロードテストにより新型車を客観的に評価。数多くの雑誌を立ち上げ 世界的なイベントを生み出し、日本の自動車文化をファンと共に創り上げる多大な貢献をされました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。
2020 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り) 3名

岡 並木(おか なみき)氏 交通文化とその新たな価値観の道を拓く
(評論家〈比較都市史、人間の移動史〉、朝日新聞社 元編集委員、静岡県立大学 元教授、1926年~2002年)
岡並木氏は、ジャーナリストとして生涯にわたり、自動車交通問題に取り組み、利用者ニーズに立脚した総合交通体系のあり方を提案され、ノンステップバスやコミュニティバスなどを実現。さらに環境・エネルギーの観点から交通体系を提言しました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

平井 敏彦(ひらい としひこ)氏 自動車文化に貢献した初代ロードスターの開発責任者
(初代ロードスター開発責任者、大分大学工学部生産システム工学科元講師、1935年~2023年)
平井敏彦氏は、オープンスポーツカーの新たな市場創りにマツダ「ロードスター」を開発・投入し、運転の楽しさやオープンカーの魅力を再び世界に訴え、2人乗り小型オープンスポーツカー世界一の累計生産台数樹立の源流となりました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

伊藤 修令(いとう ながのり)氏 日本を代表する高性能スポーツカーの礎をつくる
(日産自動車 R32スカイライン開発主管、オーテックジャパン元常務取締役技術本部長、1937年)
伊藤修令氏は、名車スカイラインの開発に長年従事し、R32型の開発責任者として伝統あるGT-Rを発展させ、レース活動においても連戦連勝の偉業を成し遂げました。同車はその後日本を代表する高性能車に進化し、世界に高く評価されるに至りました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。
2.2025 日本自動車殿堂 歴史遺産車 3車

SUMINOE フライングフェザー (1954年)
フライングフェザーは戦後復興期に設計者富谷龍一氏の「最小の機材と燃料で事足りる自動車を」という思想を具現化。合理的な設計を追求した乗用車として、日本の軽自動車の嚆矢となった歴史的名車である。

UDトラックス ミンセイ 6TW12(1960年)
ミンセイ6TW12は戦後の経済事情を考慮し開発され、日本初の後輪2軸駆動10.5トン積み大型重トラックで、自社開発の2サイクル ユニフロー・スカベンジングディーゼルエンジンにより、日本の産業発展に貢献した歴史的名車である。

ダイハツ シャレード(1977年)
ダイハツ シャレードは独自の技術で開発した乗用車で世界初の量産1000㏄4サイクル3気筒エンジンを搭載。十分な室内空間を確保。高い経済性と安全性を実現し、国産大衆車の新たな指針となった歴史的名車である。
3.2025〜2026 日本自動車殿堂 イヤー賞 4賞

2025〜2026 日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)
「ホンダ N-ONE e:」および開発グループ
日常生活に安心な軽 EV として十分な航続距離
レトロとモダンを融合した優れたデザインイメージ
軽自動車枠ながら安全運転支援機能を充実

2025〜2026 日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー(輸入乗用車)
「フォルクスワーゲン ID.Buzz」およびインポーター
オリジナルワーゲンバスを EV でオマージュ
フラットで広い車内空間と多彩なシートアレンジ
多人数が乗車可能なミニバン EV

2025〜2026 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー(国産乗用車)
「ホンダ プレリュード」およびデザイングループ
近未来を感じさせる新スポーティクーペ
低くてシャープなフロントノーズと流麗な造形
広くて実用的な空間と洗練されたインテリアデザイン

2025〜2026 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー(国産乗用車)
「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ:SUBARU フォレスター」および開発グループ
世界初のサイクリスト対応エアバッグを実用化
エアバッグの展開領域を A ピラー後方まで拡大
死亡交通事故ゼロへの取り組みをさらに進化